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不等式の証明
Michael Trott
, , を非縮退三角形の各辺の長さとすると,次の不等式が成り立つ(M. Bjelica. FILOMAT 9, 117 (1995)).
Mathematica を使って,この不等式を簡単に証明してみる.
一般性を失うことなく, と仮定することができる.すると,左辺は2変数の関数に還元される.
ここでこの関数の等高線プロットを見て,この問題の大意をつかむ.

の傾きを取って,極小値を求める.
三角形は非縮退なので,分母は決してなくならない.従って,分子にのみ集中することができる.
の根をすべて求めるために,すべての平方根を排除して同等の多項式を構築する.3種類の平方根がある.
平方根に補助変数を導入する.
補助変数 , , を排除すると,2つの多項式となる.
これら2つの多項式の共通のゼロには, のゼロが含まれる.以下がその次数である.
すべてのベキ乗が偶数なので,新しい変数を導入して次数を半分にする.
から変数 を削除すると, についての1変数多項式が1つできる.
から変数 を削除すると, についての1変数多項式が1つできる.
以下は に対する の根である.
正の根を選ぶ.
以下は に対する の根である.
ここでも正の根を選ぶ.
これで, に対する以下のような81個の潜在的最小化ペアが得られる.
の2つの関数を消滅させないペアを削除する.
これら4つのペアを元の式に代入して数値的に評価する.
これにより,三角形が正三角形のときは最小値は となることが分かる.
最後に,領域の境界付近での動作を調べなければならない.
が無限大に近づくにつれ, は2に近づく.2は よりも大きいので,上で見付けた極小値 は大域的最小値ということになる.
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