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バージョン4以下からのアップグレード
インストールの問題
デフォルトではバージョン5は古いバージョン上にではなく,別のディレクトリにインストールされます.デフォルト設定を保存するファイルも別になっており,それまでの初期設定ファイルを上書きすることはありません.バージョン5用の新しいパスワードが必要です.
以前のバージョンで書かれたパッケージ
Mathematica の以前のバージョン用に書かれたアプリケーションパッケージは,バージョン5で加えられた機能修正により,多少問題が生じる可能性があります.しかし,Wolfram ResearchからのほとんどのMathematica アプリケーションは,通常通り動作します.個々のアプリケーションパッケージに関する情報はwww.wolfram.co.jp/productsをご覧ください.非互換性のリストは,Mathematica ブックの付録A.13 をご参照ください.
リモートカーネル
バージョン5はバージョン3.0.1以上のカーネルをリモートカーネルとして接続することができます. また,3.0.1以上のフロントエンドからバージョン5のカーネルに接続することも可能です.
バージョン5では,カーネル接続にTCP/IPデバイスが使えます.Mathematica の以前のバージョンではTCP/IP接続はサポートしていませんでした.バージョン5を使って以前のバージョンのリモートカーネルに接続する場合は,以前のバージョンで使用できるMathLink デバイスを使わなければなりません.詳細はsupport.wolfram.co.jp/mathematica/kernel/configure/general/をご参照ください.
バージョン5でアプリケーションライブラリを使う
Mathematica の以前のバージョン用に書かれたアプリケーションパッケージは,バージョン5で加えられた機能修正により,多少問題が生じる可能性があります.しかし,Wolfram ResearchからのほとんどのMathematica アプリケーションは,通常通り動作します.個々のアプリケーションパッケージに関する情報はwww.wolfram.co.jp/productsをご覧ください.非互換性のリストは,Mathematica ブックの付録A.13 をご参照ください.
アプリケーションパッケージは特定のディレクトリにコピーする必要があります.このディレクトリは管理者権限があるかないかで異なります.
管理者:$BaseDirectory/Applications
管理者以外:$UserBaseDirectory/Applications
パッケージは,以前のバージョンと同じコマンドでロードできます.パッケージにバージョン2のノートブックが入っている場合は,バージョン 5で開くと変換されます.
バージョン5のノートブック
バージョン3以降のノートブックのフォーマットは,拡張子.maを持つバージョン2.2以前のノートブックのフォーマットとは異なります.現行のノートブックはMathematica の式として表記されており,.nbという拡張子を持ったプラットフォームに依存しないファイルとして保存されています.ノートブックを開くのに必要な情報はすべて.nbファイルに保存されます.
2.2以前のバージョンで作られたノートブックをバージョン5で開くと,自動的にノートブックが変換できるダイアログボックスが現れます.入出力セルを自動的にStandardFormのセルに変換することもできます.こうすると記号や式が自動的にタイプセットされます.

NotebookConvert (ノートブック変換)
カーネル関数のNotebookConvertを使ってノートブックを新しいフォーマットに変換することもできます.NotebookConvertは変換したいノートブックがたくさんあり,フロントエンドでノートブックを1つずつ開きたくないときに役立ちます.
NotebookConvert[notebook]を使うとノートブックが新しいフォーマットに変わり,結果がファイルに保存されます.新規ノートブックの名前は古いノートブックに基づきますが,Mathematica の以前のバージョンで使われていた拡張子.mまたは.ma に代って.nbが使われます.
NotebookConvertはカーネル関数ですが,実際の変換はフロントエンドで行われるため,ノートブックの名前はカーネルよりもフロントエンドに適した方法で指定されなければなりません.変換したいノートブックがフロントエンドを起動したのとは違うディレクトリにある場合は,フロントエンドが入っているディレクトリに対して相対的なディレクトリパスか,絶対パス名を書き込んでノートブックを指定してください.
Scan[NotebookConvert, list]を使うと,list 中のすべてのノートブックが変換できます.カーネルとフロントエンドが同じコンピュータで実行されている場合は,NotebookConvert[dir]を使うと,dir ディレクトリに入っているファイルすべてが変換できます.
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T I P
NotebookConvert[old, new]を使うと新しいノートブック名が明示的に指定できます.結果はnew という名前のノートブックに保存されます.
NotebookConvertはInteractiveオプションもサポートしています.このオプションを使うと,新しいノートブックと同じ名前のノートブックが存在する場合に,「保存」ダイアログボックスを出すかどうかを決めることができます.
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