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1.8.1 オブジェクトの集合を作る
1.2.3において,複数の数をまとめて扱うための一方法としてのリストの使い方に触れた.本章では,リストの違った使い方をいろいろ見ていく.Mathematicaの数あるオブジェクトの中でも最も適用範囲が広く,かつ,機能的に強力なオブジェクトはリストであることが理解できると思う.そして,Mathematicaのリストが,数学やコンピュータサイエンスにおけるいくつかの基本的な考え方を一般化したものであることも見えてくるだろう.
リストの基本的な機能は,種類によらず複数の式をまとめるための1つの方法を提供することである.
これは数値のリストである.
In[1]:= {2, 3, 4}
Out[1]= 
数式のリストを生成する.
In[2]:= x^% - 1
Out[2]= 
リストを微分することもできる.
In[3]:= D[%, x]
Out[3]= 
リスト形式になっているので,xによる1回の置換操作で,3つの数式を一度に処理することができる.
In[4]:= % /. x -> 3
Out[4]= 
Mathematicaに組み込まれているほとんどの数学関数は,リストの各要素に別々に作用することができるように設定されている.ただし,このことは関数によっては当てはまらないときがある.ユーザ定義の関数fは,それに対して特別な設定がなされない限り,リスト全体にしか作用しない.ユーザ定義の関数をリストの各要素にも適用可能にするには,2.2.4と2.2.10で説明するMapとThreadを使う必要がある.
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