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1.3.5 文書としてのノートブック

Mathematicaノートブックを使うと,スクリーン上で対話的に文書を作成したり,作成した文書をそのままのイメージで印刷したりすることが簡単にできる.

長くなる文書には,グループ化したセルで構成される章や節がよく使われる.セルがどんなグループのものかはセル右端のブラケットで分かる.

セルのグループ構成はセル右端のブラケットの重複度をみると分かる.

グループ化されたセルは開いた状態か閉じた状態のどちらかにある.開いた状態にあるときはグループにあるすべてのセルが表示される.閉じた状態では先頭セルまたは「見出し」のセルだけが表示される.

長い文書は,よくセルのグループの多くを閉じた状態で配布される.そうしておくと,文面がアウトライン的になるため,最初に読むときに文書がどんなものか素早く見分けられ便利である.見たい部分を表示するには,セル右端にあるブラケットをダブルクリックする.

ブラケットをダブルクリックすると,グループの先頭セルを除いた他のセルはすべて閉じる.

グループが閉じているとき,グループのブラケットには下向き矢印が付く.この矢印をダブルクリックすると,グループが開く.

ノートブックのセルには文書におけるセルの役割を表したスタイルと呼ばれる書式設定情報が割り当てられる.例えば,カーネルで評価する式のセルはInputスタイルが割り当てられ,テキストのセルはTextスタイルが割り当てられる.

フロントエンドには特別なメニューコマンドやショートカットキーが提供されているのでそれらを使いセルのスタイルを変更したり,現行スタイルを編集したりすることができる.

スタイルの違うセルをいくつか示す.スタイルは,セルの内容に対する書式設定だけでなく,内容の配置や間隔調整の設定の定義もする.

セルに特定のスタイルを割り付けることで,テキスト表示で使うフォントの大きさを含むセルの備える各種の性質を一括で指定することができる.

このような性質は,セル全体やセルの内容の一部についてなら,フロントエンドの書式設定機能を使い変更することも可能である.

ノートブック用フロントエンドではセルの文中一部だけに対して各種の書式を変更することができる.

ノートブックでさまざまなことを行うとき,ユーザがMathematicaシステムのいろいろな側面を使っているということを理解することは重要である.グループ化したセルの開け閉め,アニメーション化,さらに,サウンドの再生に伴う処理はフロントエンドの小さな一部の機能しか使わず,このような操作ならば,簡単に入手できるMathReaderと呼ばれるプログラムでも行うことができる.

ノートブックを作成したり編集するにはフロントエンドにある多くの機能が必要である.さらに,ノートブックを使ってさまざまな計算をするにはフロントエンドとカーネルとが必要になる.

ノートブックのさまざまな種類の操作に必要なプログラム



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