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2.9.3 式の拡張テキスト形式
一次元的なラインモードで入力する式は Mathematicaの標準テキストで表す.しかし,添字(下付き文字)や指数(上付き文字)等の縦横に広がる二次元的な表示を想定した数学記号(2D記号)は標準テキスト形式では記述できない.代りにボックスオブジェクトと呼ばれる記述単位を使った拡張テキストを使う.

式のテキスト記述法
InputForm(入力形)で式を記述した後,文字列に変換する.
In[1]:= ToString[x^2 + y^3, InputForm]
Out[1]= 
FullForm(完全形)を作用させると,文字列であることが分かる.
In[2]:= FullForm[%]
Out[2]//FullForm= 
文字列だから文字成分に分解することも可能である.
In[3]:= Characters[%]
Out[3]= 
StandardForm(標準形)で式を記述した後,ボックス形式に変換する.
In[4]:= ToBoxes[x^2 + y^3, StandardForm]
Out[4]= 
ボックス記述をInputFormに変換してみる.この表記では,各成分は文字列として表示される.
In[5]:= ToBoxes[x^2 + y^3, StandardForm] // InputForm
Out[5]//InputForm= \(x\^2 + y\^3\)
ノートブック用フロントエンドを使っている場合は,メニューから「セルを式で表示」(Show Expression)のコマンドを選択すると式の表示内容をテキスト形式で見ることができる.
StandardFormの記述式を持つセルの例.

「セルを式で表示」を使い,この式をボックス形式で表示すると,式の構成が明確になる.


式の文字列変換とボックス変換
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